名古屋コーチン卵の特徴と他の鶏卵との違いは?  – まるっと
まるっと > 名古屋コーチンの基礎知識 > 名古屋コーチン卵の特徴と他の鶏卵との違いは? 

名古屋コーチン卵の特徴と他の鶏卵との違いは? 

名古屋コーチンの卵・見た目の特徴

名古屋コーチンの卵の特徴、他の卵との違いは下記の点になります。

  • 卵の色(卵殻)は淡い「さくら色」
  • 殻の表面に「白い斑点」が付いているものがある
  • 黄身が大きく濃厚である

さくら色の卵殻に、白い斑点模様があることから、さくら吹雪と呼ばれることもあります。
卵殻表面の白斑点は、炭酸カルシウムが薄くコーティングすることによります。

また、名古屋コーチン卵の卵黄色は、白色卵と比べて明らかに濃いです。
さらに卵黄比率(黄身と白身の比率)は、白色卵に比べて高い結果が証明されています。
くわえて卵黄粘度は白色卵に比べて有意に高いことも証明されています。

名古屋コーチン卵・味の特徴

名古屋コーチン卵の味の特徴としては他の鶏とは旨味の違いは一目瞭然!
下記は愛知県農業総合試験場の研究報告になります。


名古屋コーチンの卵は旨味(先味)・旨味コク(後味)において高く評価されています。
上記の卵黄比率・卵黄粘度などの優位性により、濃厚で味わい深いといった特徴があります。

名古屋コーチン卵の需要

名古屋コーチン卵を使用した料理は多数あります。
そうした中でも名古屋コーチン卵ならではの特徴を活かすため、最近特に需要を高めつつあるのが、プリン、ケーキ、カステラなどのスイーツ系です。
当ブログにおいてもそんな市場の期待に応えるべく、愛知県内にある某有名洋菓子店様と名古屋コーチンプリンの開発・製造に取り組んでおります。
完成の際には改めてご案内いたしますのでご期待ください。

名古屋コーチン卵の違いが一番わかりやすい食べ方は?

ズバリ、たまごかけご飯がお薦めです。
上記の味覚調査のデータでも明らかなように、他の卵との違いがはっきり分かる調理例になります。
世界中で消費される卵ですが、たまごかけご飯で食すことができるのは日本ならでは、といえると思います。衛生面において養鶏技術が優れていることは評価に値しますね。

また、ゆで卵にする場合には、水を入れた鍋に生卵を入れ、沸騰してから7分間(固茹での場合は10分間)程度茹で、冷水にさらすのがお薦めです。

名古屋コーチン卵の値段

日本3大地鶏のひとつと称される名古屋コーチン、そのお値段ですが一般的な採卵鶏の価格よりも高額になります。
「卵は物価の優等生」と久しく言われてきましたが、流石に昨年あたりから価格は上昇してきました。
一般的な卵の場合、1個20~30円位でしょうか?(1パック200~300円)。
希少な名古屋コーチンになると、1個100円~150円になると思います(飼育方法、エサのグレードにより変わります)。
本物の名古屋コーチン卵をお探しの方には、下記サイトをお勧めします。
(岐阜県の郡上八幡の大自然の中で育つ、昔ながらの平飼い名古屋コーチン卵になります)
平飼い 名古屋コーチン卵

まとめ

名古屋コーチンの卵は、その特徴と品質で知られています。本記事を通じて、名古屋コーチンの卵に関する基本情報から、その特徴、料理への応用、健康効果までを深く理解していただけたことでしょう。

  1. 名古屋コーチン卵の外観はさくら色、白い斑点模様
  2. 卵黄色は、白色卵と比べて明らかに濃い
  3. 卵黄粘度は白色卵に比べて有意に高い
  4. 旨味において違いが明白

名古屋コーチンの卵の魅力をさらに知りたい方は、「名古屋コーチン 卵かけごはん」に関する記事もぜひご覧ください。日本の伝統的な味わいを毎日の食卓でお楽しみいただけます。

この記事をシェアする